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八幡西区木屋瀬四丁目7

船庄屋跡(梅本家)

 江戸時代、木屋瀬には年貢米の集積場がある本場(米場)が置かれ、その輸送は権利を持った24艘の川ひらた(川船)に限られていました。この24艘の管理が船庄屋の仕事でした。
梅本家は屋号を油屋下(あぶらややましも)と称し、江戸時代は酒造業、明治に入り醤油醸造業を営んでいました。
  この建物は江戸時代末期の建築で、木屋瀬を代表する町屋のひとつです。平入り(ひらいり)の切妻つくり、外壁は大壁つくりで、かつて屋根は草葺でした。角座敷は明治5年(1872)の建築です。

【アクセス】 筑豊電鉄木屋瀬下車、徒歩6分